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フラメンコのヘアメイクについて 今日はフラメンコの髪型についてお話しようかと思います。 まず、一番基本的な髪型がモニュと言われる髷です。バレエのシニヨンと違い、大体耳くらいの高さかもしくはそれより下に髷を作ります。ソンブレロ(帽子)を被る時は、あまり高い位置に髷を作るとソンブレロが被れなくなってしまうので、かなり下の方にモニョを作りましょう。そして、シニヨンとは違い、モニョは丸いお団子型ではなく、縦の楕円形、エクレアの様な形をしています。 モニョの作り方ですが、まずブラッシングをした後、髪全体を水で十分に湿らせ、その上から整髪ジェル(デップ等)を付け、耳の後ろの辺りで一つに束ね、黒いネットにまとめた髪を入れます。髪が短い人は多分、ネットが余ってしまうので、あんこやヘアピースなどを入れて、ネットに隙間が出来ない様にしましょう。黒いストッキングを入れるという方法もあるのですが、ヘアピンがしっかり刺さらないので、あまりオススメ出来ません。ネットにかみを入れたらネットの端と髪をヘアピンで留めて型崩れしない様にします。そしたら、モニョの両脇を押しながら、モニョの形を縦に伸ばし、エクレア型にして、完成です。 他の髪型は一本三つ編みやポニーテイル、前髪だけ結んで後は垂らすといったものがあります。ただし、ポニーテイルや髪を下ろした髪型はストレートだとアジアンチックになってしまうので、あらかじめパーマをかけておくか、ロッドやカーラーで細かく髪を巻いた方がいいでしょう。フラメンコにア○エンスは似合いませんね。 髪を整えたら、花やペイネタ(飾り櫛)を刺しますが、これらは髪にしっかり留めないと踊ってる最中に飛んでいってしまうので、注意しましょう。 まず、花の留め方からいきましょう。まず、茎の先端を髪の結び目等にしっかり刺し、茎の部分はUピンで留め、花びらや葉っぱの部分を何カ所か普通のヘアピンで留めます。 次にペイネタですが、まず櫛の足(刺す部分)に櫛と同色のゴムを巻き付けてから、髪に刺します。そしたら、足と足の間のゴムの所にヘアピンを刺して、固定します。 花もペイネタもモニョ同様に試しに頭を振ってみて、しっかり固定されているか確認しましょう。 とりあえず、モニョだけは絶対に作れる様にしておきましょう。 PR |
フラメンコをやっていると言うと、「フラメンコって痩せるの?」とよく聞かれます。私個人の意見としては、フラメンコだけでは痩せられるとは思いません。でも、痩せるキッカケになった事は確かです。 フラメンコを始める前は、現在よりも10キロも太っていました。教室で一番若かったのですが、一番太っていました。体が思いと思う様に踊れません。私はもっと巧く踊れる様になりたかったので、一念発起して 絶食とか偏食とかは一切やらず、食習慣の徹底的に改善、及び毎日30分~1時間程運動をする事を心掛けました。3年かけてゆっくり体重を落しました。
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フラメンコはどうやって生まれたの? スペイン=フラメンコというイメージが強いですが、実際はスペイン中で踊られている訳ではなく、南部のアンダルシア地方を中心に踊られています。そして、このフラメンコの誕生に大きく関わったのはスペイン人ではなく、スペインに移住してきたジプシー(ロマ)だと言われています。それでは、どの様にフラメンコが生まれていったのか、その変遷を辿っていきましょう。 ジプシーは本々インドの北西部ラジャスタン地方にルーツがあり、そこから西へ西へと移動し、それぞれヨーロッパの方へ流れて行きました。 スペインには15世紀頃現れ、南を中心に移動して行きました。ジプシー達はスペインに元々あった唄、踊りを自分達流にアレンジしていき、フラメンコとしての形が出来てきたのはそれからずっと後の19世紀初頭頃と言われています。 フラメンコを見た人は、何か心を揺さぶられる様な情熱、思わず泣きそうになる悲しさを感じるという感想を持つ人が多いのですが、それはジプシー達の悲しい迫害の歴史にあります。異邦人であった事、定住しない事、非キリスト教徒であった事、容貌がスペイン人と違っていた事で、彼らは激しい弾圧と迫害を受けました。独自の文化を否定された怒りと悲しみが心の叫びとなって、あの様な激しくも悲しい芸術が生まれたのです。 またフラメンコには独特の節回しや、優雅な腕の動きなど、東洋的な要素がありますが、これは他のヨーロッパにはないスペインの特異の歴史にあります。 この様にフラメンコはジプシーとスペイン人、イスラム教徒の文化が融合して生まれた複合芸術として生まれました。以前はジプシー達の間でしか踊り奏でられていませんでしたが、現在では世界中の人に享受されているユニバーサルな芸術となっています。芸術に国境はないんですね。
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